眼科|とわ動物病院|千葉県柏市、南柏駅西口から徒歩5分

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眼科

眼科|とわ動物病院|千葉県柏市、南柏駅西口から徒歩5分

以下の症状がある方は、一度ご相談ください

  • 目ヤニ、涙が多い
  • 目が開けにくい、痛そう
  • 目が見えてないかも
  • 眼が赤い、白い など

眼科の病気

犬や猫をはじめとする動物の目の構造は人と非常に類似しています。
まず初めに、球体の眼の構造を保つ働きを担っているのが3つの膜です。外側より、強膜、脈絡膜、網膜であり、これら3つの膜が外的な刺激などにより構造破綻などを起こさないように目を守ってくれています。

次に、目に入った情報や光は角膜→水晶体→硝子体→網膜→視神経→脳という順番に伝達されます。ここまでは人と同様ですが、構造的に異なる部分もあります。
それは瞬膜(第3眼瞼)輝板(タペタム)です。これらの構造は人では見られません。瞬膜はまぶたと同様、外部刺激から眼球を守り、輝板は動物の目が光る原因であり、光を増幅させる役割を持っています。そのため、輝板を持つ動物は暗闇での行動が可能となります。

目の機能はよくカメラに例えられます。強膜は角膜と共に眼球を形成するためカメラのボディの役割があり、虹彩で目に入る光の量を調整し、水晶体がレンズの役割を果たし、毛様体でピント合わせをし、眼瞼がシャッターに相当します。目に入ってきた情報や光は網膜というフィルムに伝達されます。このように目は高性能カメラと同様な役割を果たしています。

目は比較的異常に気づきやすい臓器です。そのため、いつもと少しでも違うかな?と思うことがありましたら、いつでもご相談ください。

検査方法

視覚検査、生体染色検査、眼圧検査、涙量検査、血液検査および細菌、ウィルス、真菌の培養検査 など

治療の特徴

一般的には目薬や内服薬で治療していきます。
外科的な対応が必要な病気の場合は手術することもあります。

診察の流れ

1.問診

まず初めに飼い主様に詳しい症状のヒアリングを行います。

  • 「いつから症状が始まったのか?」
  • 「気にする様子はあるか?」
  • 「痛がる様子はあるか?」

眼科の治療を行うにあたり、飼い主様からの情報が非常に大切となりますので、少しでも気になる点がある場合には詳しく教えてください。

2.身体検査

眼を全体的に見ていきます。
眼科疾患の中には全身、他の臓器の異常が眼に現れることがあるため、元気や食欲の有無、排便や排尿に異常がないか等、全身状態の把握を行います。感染症の可能性や遺伝的(先天的)な疾患を見逃さないために予防歴の有無や種別特有の疾患を念頭に置いて検査を進めます。

3.検査・治療の提案

症状に応じて生体染色検査、眼圧検査、涙量検査などを提案させていただき、相談の後検査を実施します。
検査結果を基に病気を診断し、治療、処置を提案させていただきます。
手術適応の症例については、手術もご提案させていただきます。

代表的な眼科の病気

緑内障

眼球内には眼房水という水が入っており、この水により眼の圧力(眼圧)が保たれています。緑内障とはなんらかの原因で眼房水が排出されず眼圧が上昇し、視覚機能が障害をうける疾患です。眼圧上昇により激しい痛みがおこります。
症状は眼のしょぼつき、白目の充血、角膜浮腫、散瞳などがおこります。
発症後、数時間〜数日で視覚が失われてしまうため、視覚を維持するためには早期の診断と治療が必要です。慢性化すると眼球自体が拡大し角膜潰瘍などの角膜障害を起こすことも多いので注意が必要です。

白内障

白内障は目の中の水晶体がなんらかの原因で白濁し、視力低下の原因となります。進行するとぶどう膜炎や緑内障になり、視覚喪失してしまいます。
白内障は先天性白内障と後天性白内障に分類されます。また原因別に老齢性、外傷性、代謝性、中毒性、遺伝性白内障に分類されます。
臨床的には進行の程度により初発白内障、未熟白内障、成熟白内障、過熟白内障に分類されます。治療法には内科治療と外科治療があります。
内科治療はサプリメントや点眼薬を用いる治療方法ですが、確実なものではなく、進行を抑えることは難しいです。進行した場合、手術が第一選択となりますが、その場合は専門の動物病院へご紹介させていただきます。

角膜潰瘍

角膜とは、目の表面を守っている透明なガラス板のような組織です。正常であれば涙の膜に守られているのですが、目がうまく閉じにくい犬や猫、目がでっぱっている犬や猫は涙の膜がうまく守れなくなってしまい傷ができてしまうことがあります。その傷が角膜潰瘍で、さらにそこに感染を起こすとより症状が重くなってしまうこともあります。
症状は目のしょぼつき、目が赤い、涙目などがみられます。
早い段階での発見、治療が病気の治りにも影響しますので、少しでも気になる症状がありましたら早めの受診をお願いします。

ぶどう膜炎

犬や猫の目の球の内側にあるぶどう膜は、血管の豊富な膜で、そこが何らかの原因で炎症を起こした状態がぶどう膜炎です。原因の約半数は不明で、目の病気が直接原因になることもあれば、感染症や血液腫瘍といった全身性の病気が原因になることもあります。そのため、ぶどう膜炎が疑わしい場合は血液検査や超音波検査あるいはレントゲン検査等全身のチェックを行う場合があります。症状は目の痛みや、目のしょぼつき、目の赤み、黒目の濁りや異変などがみられます。

乾性角結膜炎(KCS,ドライアイ)

様々な原因で涙腺及および第三眼瞼腺(瞬膜腺)からの涙液産生が低下し、涙液の欠乏によって生じる角膜や結膜の進行性の炎症性疾患です。
好発犬種としてキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、イングリッシュ・ブルドック、ラサ・アプソ、シー・ズー、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、パグ、アメリカン・コッカ―・スパニエル、ペキニーズ、ボストン・テリア、ミニチュア・シュナウザー、サモエドがいわれています。
症状は様々ですが、急性期には眼のしょぼつきや角膜障害が起きたり、慢性化すると角膜に色素が沈着したり混濁したりすることがあります。角膜が混濁すると視覚障害が出る可能性がありますので、早期に治療の介入することが望ましいです。
治療は原因に合わせた治療を実施します。

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