呼吸器科|とわ動物病院|千葉県柏市、南柏駅西口から徒歩5分

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呼吸器科

呼吸器科|とわ動物病院|千葉県柏市、南柏駅西口から徒歩5分

以下の症状がある方は、一度ご相談ください

  • 咳をしている
  • 呼吸が荒い
  • むせる
  • お散歩などの運動を嫌がる

呼吸器の病気

代表的なものに短頭種気道症候群、気管虚脱、犬伝染性気管気管支炎、猫喘息などがあります。
呼吸器疾患には発見が遅れると、治療が長期化したり、重症化し命に関わる重大な病気へと発展する場合もあります。
早期発見・早期治療のためにも、少しでも気になる症状があれば早めの受診をオススメします。
また病気の重症度によっては外科的な対応が必要となる場合があります。
その場合は専門の施設をご紹介させていただきます。

検査方法

  • レントゲン検査
  • 血液検査
  • 超音波検査 など

治療の特徴

内服薬がメインとなります。
必要に応じて外科手術を提案させていただきます。

診察の流れ

1.問診

まず初めに飼い主様に詳しい症状のヒアリングを行います。

  • 「いつから症状が始まったのか?」
  • 「咳が出るタイミングはいつか?」
  • 「食欲・元気はあるのか?」

呼吸器の治療を行うにあたり、飼い主様からの情報が非常に大切となりますので、少しでも気になる点がある場合には詳しく教えてください。

2.身体検査

通常の身体検査に加えて、診察室内での呼吸状態を観察します。
聴診により異常音がないか確認し、首の気管などの触診も詳しく行います。

3.検査・治療の提案

症状に応じて、血液検査、レントゲン検査、エコー検査、ウイルス感染症に対するPCR検査などを提案させていただき、相談の後検査を実施します。
また、呼吸状態の悪い動物は検査が負担になり状態が悪化してしまう場合もあります。
そのため最小限の説明ののち酸素投与などの状態の安定化を優先し、状態を見つつ負担の少ない検査からを実施していくこともあります。

代表的な呼吸器の病気

【短頭種気道症候群】

パグ、フレンチ・ブルドック、ボストン・テリア、シーズーなど短頭種と呼ばれる犬種において多く見られる病気です。猫でもチンチラやヒマラヤンなどの鼻の詰まった猫種にも時々見られます。具体的な病名には、外鼻腔狭窄軟口蓋過長などがあります。
症状としては、特徴的な呼吸音を伴う努力呼吸が見られる事が多く、また呼吸器症状と同時に嘔吐などの消化器症状を伴うことも多いです。
重症化すると呼吸困難、運動不耐性、元気消失、 嚥下困難、 食欲低下が顕著となり、失神することもあります。
この病気の原因は、短く太い首や平坦な顔面のために気道が塞がってしまう障害です。
治療は、各病気に対して外科治療が行われます。外鼻腔拡張術や軟口蓋の切除術などです。

【犬伝染性気管気管支炎】

1歳未満の子犬での発症が多い、咳を主な症状とする呼吸器感染症です。ブリーダーやペットショップなど多頭飼育環境での蔓延する事が多いのです。潜伏期間によっては家に迎え入れてから症状が出てくることもあります。パラインフルエンザウイルス、アデノウイルス、ボルデテラなど複数の種類の細菌やウイルスが関与していることが知られております。治療は、抗菌薬や気管支拡張薬、咳止めなどを使用します。自然治癒することもありますが、悪化予防・症状の緩和を目的に治療する場合が多いです。
また、これらの感染症用のPCR検査でこれらの病原体を調べることができます。

【猫喘息】

人の喘息と同様に、何かしらの原因で気管支に慢性的に炎症があり、発作的に気管支の収縮や分泌物の増加が起こって気道が狭くなるため、ゼーゼーと苦しそうな息づかいになります。
原因は、人と同様、お香やタバコなどの煙、ハウスダスト、花粉、芳香剤などの化学物質などに対する過剰反応や細菌などの感染、ストレスなどとが考えられますが、はっきりとした原因は明らかになっておりません。

治療

まずは原因となっているものを突き止め除去する事が、症状緩和や予防にもつながります。ハウスダストやたばこの煙などを排除するために、室内ではタバコを吸わない、掃除や空気の入れ替え、空気清浄機の使用などをお勧めします。
原因となる物質を除去し、ステロイド薬や気管支拡張薬を用いて、症状の変化を確認していきます。
この病気は、人の喘息と同様に、継続的な治療や繰り返しの治療が必要になります。
悪化させないよう配慮しつつ、根気よく治療を続けていく必要があります。

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